2月12日の日曜、亀戸大道芸4周年で地べたを這いずりお焚き上げをしてまいりました。
いつもはふわふわとしたドレスを引きずっているだけでおちびさん達が集まって姫扱いしてくれるのですが、今回のぬらぬらとした黒光りに不穏なものを感じるのか、小さなお客さま方はみな遠巻きに、あるいは子ども同士で団子になって眺めておられました。
一般受けを廃し本来の場所に立ち返って臨んだ、闇の大道芸一発目。彼岸と此岸の狭間を跳ぶ冥府の蝶、”The Hell Butterfly” と名付けました。
地獄の焔で地上を焼き尽くしに飛来する蝶ですから、やはり最後はお焚き上げしたいなと思いました。提案を受け止めてくださった亀戸大道芸主宰のしんのすけさん、安心安全のファイアーセイフティを務めてくれたエラギファイヤーアーツのあゆみちゃん、ありがとうございました。
最後のファイアーフープの前にお客さまに謝辞を申し述べたのですが、 ”I came here to burn down this fucking world” と叫んだとき、世の中の不条理に対する憤りがゴンと頭をもたげて我ながらびっくりしました。言葉は感情を誘いますね。
今回の内容で実施できる現場は少ないでしょうが、体力が続く限り演じていきたい。
そしてこの演目に限らず「でかいこわい圧すごい」で押しながら、同時に水面下で神経を絡めとるような芸を目指していきたいと思っています。
お立合いくださったみなさま、演者のみなさま、亀戸のみなさま。ありがとうございました!